"バーナー"と聞いて
何を思い浮かべますか︖

理科室で使うヤツ・・・、キャンプで使うアレ・・・・⼀般的に連想できるものはそれほど多くありませんが、
"火"からイメージされる方が大半ではないでしょうか。
ここでは"火"を出発点に、
バーナーがどこでなにをしているか簡単に紹介します。

"バーナー" と聞いて何を思い浮かべますか︖ "バーナー" と聞いて何を思い浮かべますか︖

とは、『燃料の酸化反応="燃焼"によって生成されるもの』であり、燃焼は炭化水素を主成分とした石油や天然ガスが、発熱,発光を伴いながら酸素と急激に化合する現象です。
燃焼には「燃料」、「空気」、「点火源」の3要素が必要であり、
どれか⼀つでも欠けた状態だと、
燃焼を始めたり続けることができなくなってしまいます。
この3要素が安定供給できる装置を⼀般的に"燃焼機器"といい、燃焼機器によって生成した火炎は熱源として、
様々な⽤途に利⽤することができます。

火
燃焼機器

燃焼機器は、加熱する対象物の形状や燃料の使⽤条件に合わせて最適化されます。
不特定多数の⼈が頻繁に使⽤したり、大きな熱源を生み出すものには安全装置を組込んだり、熱源の大きさをコントロールできるようにするなど、その利⽤目的に合わせてさまざまな装置を搭載します。"バーナー"はこの燃焼機器の⼀つであり、主に産業⽤設備に代表されるような装置に組み込んで使⽤されます。

バーナーの⽤途が産業⽤設備であるのは先述の通りですが、⼀般的な⽤途で使⽤されるものとは何が違うのでしょう。冒頭に出てきた実験⽤バーナーやトーチバーナーなどは、1時間あたり3.5kW(3,000kcal/h)の熱源を作るのに対し、産業⽤途で使⽤されるバーナーは非常に大きな熱源を求められます。私たちが生産するバーナーは、1時間あたり20〜3,860kW(17,200〜3,320,000kcal/h)の熱源を生み出し、⼀次産業、食品機械、ボイラー、乾燥設備や工業炉を始め、多くの分野で活⽤されています。
⼀般的な⽤途と比較し、非常に大きな熱源となりますが、キレイに燃焼したものを安全に制御するのは、⾼度な燃焼技術と周辺機器の知識が必要です。
私たちは、熱源利⽤におけるこれらのリスクを最⼩限に抑え、パッケージバーナーという製品で"火"をデザインし、燃焼、安全、制御が集約された付加価値として提供しています。

バーナー
"バーナー" と聞いて何を思い浮かべますか︖

プロフェッショナルな現場では、大きな熱源をレスポンシブで安全に使⽤する必要がありますが、付加価値を集約したパッケージバーナーは、さまざまな製品へ容易に搭載することができます。バーナーは先述の3要素に加え、安全で⾼効率かつクリーンな排気を実現したり、⼩コストかつ短納期で安定的に供給するなど非常に多くの役割を担っています。
それぞれの市場で培った技術やノウハウを最大限に生かし、最適化した付加価値を提供できるのが私たちの"パッケージバーナー" であり、企業理念である『火を天職とし、社会に貢献する』を実現することができる熱源であると考えています。